福島いのちの電話副理事長・玄永牧子さんが瓜生岩子賞に選ばれました。

瓜生岩子賞に2氏

福島いのちの電話・玄永牧子さん(福島)

ワークショップすかがわ理事・本田和正さん(須賀川)

 県社会福祉協議会は1日、第25回「瓜生岩子賞」に福島いのちの電話副理事長の玄永牧子さん(80)=福島市=と、NPO法人ワークショップすかがわ理事の本田和正さん(87)=須賀川市=を選んだと発表した。表彰式は10日に白河市で開かれる県社会福祉大会の席上、行われる。

玄永さんは自殺などさまざまな相談に応じる福島いのちの電話の設立に尽力。相談員として活動する一方、相談員の養成などにも関わり、組織の充実、発展に寄与した。

日本自殺予防学会の会員としてフォーラムや講座で県民に命の大切さを訴えている。

本田さんは発達障害時の地域在宅ケアを目的とした任意団体「ひよこの会」を結成するなど、障害者が安心できる環境づくりに努めた。

1996(平成8)年に自立支援センター「ワークショップすかがわ」を設立。援助就労を取り入れ、支援してきた。

同賞は、先駆的に社会福祉活動に尽力した瓜生岩子が県内に開設した鳳鳴会育児部(現福島愛育園)の100周年を記念して創設、社会福祉に優れた功績のあった人を表彰している。

 

 自殺防止役割果たす 玄永牧子さんの話

福島いのちの電話は相談員70人で始まった。発起人ら支えてくれた全ての人に感謝したい。自殺を考え、悩みを抱える人は悩みを分かち合える人がいれば乗り越えることができる。その役割を果たしていきたい。

 障害者の支援続ける 本田和正さんの話

障害のある人々が地域で生活していけるよう、さりげなく支えていこうと活動してきた。働く人や家族、ボランティアの人たちあっての受賞。今後も、障害のある人たちに寄り添っていきたい。

 

 

(11月2日付・福島民友新聞)

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