春季公開講座始まる

—いのちの電話　29日まで郡山、福島—

　電話相談を通じて自殺予防に取り組む「福島いのちの電話」の春季公開講座は９日、郡山市中央公民館で始まった。29日まで郡山、福島の両市で計４回開く。

初回は約35人が参加した。講師は東京都で貧困・格差問題解決に取り組む認定NPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」理事長の大西連さんが務めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で貧困に関する相談が増えた現状や事例、コロナ禍に合わせた支援活動、本県の生活保護利用者数などについて話した。

 

電話相談員養成研修受講生募る

—来月5日まで—

　福島いのちの電話は電話相談員の養成研修の受講生を6月5日まで募っている。対象は満20歳以上で、今年度の春季公開講座を受講した人。作文や面接の審査に合格すると、研修に参加できる。

渡部信一郎研修委員会委員長代行は「新型コロナウイルスの影響で相談員数が3分の2になってしまった。ぜひ力を貸してほしい」と呼び掛けている。

問い合わせは福島いのちの電話　電話番号：024-536-0032へ。