子どもの孤立防ぐ
福島で「いのちの電話」講座
電話相談で悩む人々に寄り添う「福島いのちの電話」の春季公開講座は29日、福島市市民会館で開かれ、受講者が子どもの孤立を防ぐために必要な支援策に理解を深めた。
市内のNPOビーンズふくしま代表の若月ちよさんを講師に招いた。若月さんは「子ども・若者の育ちを支えるために~孤立問題の解決を目指して~」をテーマに講演した。
若月さんは不登校の子どもや、引きこもりの若者に寄り添ってきた活動を紹介した。自らの経験から子どもたちが孤立しないためには、社会と関わる機会をつくってあげる必要があると強調。その上で、一人一人と対話して本当の気持ちをくみとり、力を発揮できる環境を整えてあげる点が重要だと訴えた。
講座は市民ら約30人が受講し、オンラインでも生配信した。
5月31日付 福島民報新聞